「人が最期にかかる病気は,希望という名の病気である」サン・テグジュペリ。音楽はそのまま,死する病となった。
インターネットラジオ局に,法外な音楽著作権使用料が課せられる可能性が高まっている。米国著作権庁はデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づき,1曲1人につき0.14セントの支払いを求めている。これが決定となるとDMCA施行時までさかのぼり,ラジオ局が徴収される使用料は7000万円を超えることもある。
なぜ,音楽はこんなことになってしまったのだろう。もう,誰が,音楽に期待などしているだろうか。優しい癒しの音楽も,破壊と革命を奏でる時代を創る音楽も,もうこの世には存在しない。あるのは,汚れた音楽,現金と引き換える価値しかない音楽,死すべき音楽,だけだ。
著作権庁の名前を借りているが,その本性は楽曲の利用をすべて自分の手中に収めていたいレーベルがいるだけだ。日本ではワーナー・ジャパンがコピープロテクトCDに手を染めるらしいが(> 音楽配信メモ),その汚らわしさには,見向きもしたくない。いや,最初からどこかで信用してしまっていたのが間違いだったんだ。報いを受けるのは,音楽業界ではなく,私たち,消費者なのかもしれない。…もう,もうなにも,信じない。(> Live365.com 米国著作権庁への反対提示フォーム)(tnx > argonさん)
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